かつてはドライブインなどに設置されていたレトロ自販機。
レトロ自販機といえば、うどん、そば自販機が有名ですが、今となっては全く見ることはありません。そんなレトロ自販機が兵庫県内にあるらしい。僕は一度も見たことがなく、現存するうちに一目拝んでおきたいので行ってみることにしました。



地図を見ると鳥取県っぽいところですが住所は兵庫。

コインスナックふじ
安くて丈夫なとたんの壁やオレンジ色の雨よけ。お店のつくりからも昭和の香りが漂ってくる。

お店に入ってさっそく目についたのが座席。バスや車のシートを再利用しているようですね。経営している方は物を大切にする方だということがお店から伝わってくる。



そしてこれが、うどん、そば自販機。
メニューはきつねうどんしか無く、値段は290円。
お金を入れ、ボタンを押すと、ガシャッ!とアナログチックな音が鳴り、チンッと昔ながらの電子レンジの音で出来上がり。

出てきたうどんがこちら。麺だけかとおもったが、下の方にわかめときつねが申し訳程度に入っている。インスタント感がまたいいですね。味は沖縄そばの麺に結構似ている。沖縄そばとして販売されていても違和感ないかも。そして、気温32度の中で熱々のうどんが体に染み渡る。非常に暑い。

もう一台変わった自販機。こちらもかなり古そう。恐らく、お金を入れてボタンを押せば扉が開くタイプ。中にはさんまの缶詰、牛乳、パン、ゆで卵、魚肉ソーセージなど、品揃え豊富。その辺の自販機とは比べ物にならないほどの格の違いを見せつけてくる。こいつ、ただものじゃねえな感。もし秋葉原のラジオ会館前にあったら圧倒的な貫禄のあるオーラを放ち、SNSで拡散されて有名になること間違いなしだろう。こんな逸材をここに置いておくのはもったいない。

新聞で紹介されたらしいです。兵庫県内で2台しかないんですね。ホントに貴重なんですね。

ごちでした。
探したのですが、容器を捨てるゴミ箱がありません。仕方がないので持ち帰って、自宅で普通に使っております。